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僕が日本からパリに戻った翌日・・・
友達がシャンティーから会いにやって来てくれました。
(近い将来、欧州クラブに移籍して)パリで会おうねと、3年前に交わした約束が
本当に実現しました。。。
とても嬉しい
太田吉彰君はサッカーの名門クラブ 「ジュビロ磐田」 で
主力選手として活躍し人気を博していましたが
「海外で挑戦したい」 という夢を優先させ
日本での好条件の契約を断り、8月から単身 で
ドイツ、フランスを中心に欧州のクラブチームに売り込みに来ています
彼の、ピッチを縦横無尽に駆け巡る「超快速ドリブル」。
型にはまらない プレースタイルとタフな性格はまさに 海外向き。
昔、僕のパリ生活談を彼に聞かせては、彼にも海外移籍に挑戦するよう、
はっぱをかけていたあの頃が懐かしい・・・
久々の再会に話は尽きず時間が経ち・・・
夕方になると
レンヌからもう一人の男もパリにやって来ました。
金髪の長身・・・モデルみたいな甘い風貌・・・
「稲本君だ!」
彼も欧州クラブで9年挑戦し続け、常に実績を出し続けてきた天才。
今夜は熱い男たちと美味しいお酒が飲めそうです♪
挑戦している人間って魅力があって僕は好きですね!
僕も彼らに負けないように頑張らなくては
車で30分・・・
パリの郊外にやって来ました。
緑豊かな木立を抜けると
綺麗な建物が見えてきました。
自由な平面に、 水平連続窓、 自由な立面・・・
そう
僕の大好きな建築家、ル・コルビジェ の 『サボワ邸』 です。
コルビジェは、フランク・ロイドライト、ミース・ファン・デル・ローエと並ぶ
近代建築の三大巨匠です。
こちらが玄関です。
彼の建築物はいつも階段や柱に拘りがありますね。
広い リビングです。
LC1(コルビジェデザインの椅子の名称です)に座って夢実現。。。
この椅子に子供の時から憧れ
9年前にパリ在住時にオーダーして
今は我が家に・・・以来ずっと愛用して離せません。
この椅子はモデュロール、彼の発明した人体の黄金比に基づいて作られているので
長時間座っていても全く疲れません。
リビングは
窓が大きくとってあり
中庭と空を眺めることができ
とても開放的です。
(ここは2階です。)
モダンですよね。80年前のデザインとは
思えませんね・・・
白を基調にしたキッチンからは
芝生の庭の眺めもGOODです。
これなら料理を作るあいだも楽しい時間を過ごせそうですね。
屋上庭園です。これも彼の発明です
いやー
コルビジェはやっぱり素晴らしいですね。。。
この建物が作られたのは確か1929年
その当時のヨーロッパは、伝統的な石積みの建物しかまだ存在しなかったはず・・・
そんな時代に、いきなりコンクリートと鉄筋を使用して
こんなに無機質でモダンな建築を考案してしまうなんて。
フランスが最も大切にする歴史や伝統に思いっきり背を向け
全く新しい価値観、合理的かつモダニズムを提唱してしまう・・・
やはり天才ですね。
次回はチューリッヒにある
コルビジェ・センターに行ってみたいですね。
ちなみに東京の国立西洋美術館も 彼の作品ですよね。