24 Feb 2010
綺麗です!
ブルーのエナメルで美しく彩られたこの作品は
「モントレ・ア・タクト」
時計界の神様と称される天才時計師ブレゲの懐中時計です。
ケースに置かれたダイアモンド矢印形の針と、
ケース外周の突起を触ることで
時刻がわかるようになっています。
いつかは手に入れたいと夢に描いていますが
1799年の貴重な逸品なので美術館でしか見ることができません。。。
そう、 ここはヴァンドーム広場にある
ブレゲ・ミュージアムです。
うちのお店から、徒歩5分のところにあるので
時間を見つけてはよく鑑賞に来ています♪
アブラアン-ルイ・ブレゲが亡くなる1823年までに作られた時計は
約4000個と云われています。
独創性と芸術性を重んじたブレゲは、1点1点に独自の特徴を加えた為、
おなじ時計がほとんど存在しませんでした。
その多くが、王侯貴族や時の富裕層に渡り今日まで所有されてきた為
現在もオークションでは高額な価格で
美術館への買い戻し作業が行われています。
こちらの方がエマニュエル・ブレゲさん。
創業者アブラアン・ルイ・ブレゲの7代目で直系子孫です。
温厚な性格の彼はいつも優しく迎え入れてくれます。
彼はブレゲ・ブランドの経営とともにブレゲ・ミュージアムの館長を務め
ブレゲ家の芸術的遺産を守り、世に伝える活動を行っています。
みなさんも是非訪れてみて下さい♪