24 Dec 2009
クリスマス・イブの夜
クララの家ではたくさんのお客様を招いたパーティが開かれていました。
子どもたちの人気者、ドロッセルマイヤーおじさんはクララにくるみ割り人形をプレゼント。
立派な兵隊さんの服装をした、風変わりなこの人形をクララは一目で気に入ってしまいます。
ところがこれを見た兄のフリッツは「僕の兵隊の隊長だ!」と人形をひったくり、
二人が取り合っているうちに人形の腕が壊れてしまいました。。。
ドロッセルマイヤーおじさんは
「お薬を塗ったから、明日の朝にはすっかりよくなっているよ。」
と箱の中に入れて高い棚の上に置きました。
その日の真夜中。
クララはくるみ割り人形が気になって寝付けず、静まり返った居間にやってきました。
すると、突然ねずみの大群がやってきて、おもちゃの兵隊と戦争を始めました。
指揮を取るのはクララのくるみ割り人形!
ねずみの王様とくるみ割り人形の一騎打ちになったとき、
クララはねずみの王様に靴を投げつけ、見事くるみ割り人形の勝利をもたらしました。
すると、くるみ割り人形は王子の姿になり・・・
クララをお菓子の国に連れて行きました。
お菓子の国ではクララの大好きなお菓子の妖精たちがダンスを踊ってくれました。
クララも、王子と一緒に楽しく踊りました。
ふと気がつくとクララはベッドの中。
「みんな、夢だったのかしら?」しかし枕元にはくるみ割り人形が。
壊れたはずの腕がすっかり治って、前と同じようにしっかりと動くようになっていたのでした。
♪♪♪
オペラ・バスティーユにて
くるみ割り人形のバレエでした。
皆さまも素敵なクリスマス・イブをお過ごしください♪